ボローニャ国際絵本見本市に行ったきっかけ


仕事で知り合ったイタリア人に私の絵本を見せると、「ボローニャ国際絵本見本市で絵本を紹介してみては?」と勧められました。海外には仕事や旅行でよく行っていたので、英訳は必ずしよう!と心に決めていました。

ハーバード大学のデビッド・ダッチャー博士に私の絵本を贈呈したところ気に入ってくださり、英訳の話が実現しました。ダッチャー博士は辞書の執筆や金子みすゞ童謡集の英訳など、日本語にも精通し、奥様は日本人です。私とご夫妻、鉱脈社専務の川口道子さんで英訳を進めました。

父と一緒に世界最古の大学の町、ボローニャに向かいました。見本市の会場にも乳がんを題材とした絵本があり、アメリカの絵本は、がんになったお母さんの様子を子どもに分かりやすく伝えていました。世界には、乳がんやがんに関する子どものための絵本が、こんなにたくさんあることを初めて知りました。

絵本を見たベネチアの地球儀会社から、子ども用地球儀の絵の依頼もありました。(宮崎市・AKOバンダナショップ 藤野ア子)